「あの聞きたいことがあるんですけど…。」 俺の服を握りしめて、 リリーは小さい声で聞いてくる。 「なんだ?」 返事をすると… 「どうして… 私とお話をしてくれるんですか? 呪われた最悪の精霊ですよ? …本当に…。」 少し涙声でリリーは話し出した。 「そんなの関係ないと思うが…?」 「えっ…?」 俺の言葉に目を見開いた。