「…なんだ? さっきから俺を凝視して…?」 俺がそう言うとごめんなさいっ。 と言って目を逸らした。 リリーは、その後… 遠慮深そうに言った。 「あの…私も一緒に行ってもいいですか?」 「大丈夫なのか?」 「リヒト君や、リヒト君の家族の方に 何かあったら、怖いので……。 大人しく待ってることなんて できない…です。」 また少し、リリーは震えだしたので 俺は落ち着いてもらいたいと思い、 優しくリリーを抱き寄せた。