『"夢渡り"とは、人々の夢を渡り歩き、人々の夢の中に在る、人々の心の鍵を悪しき者から守護する者のことです。』



銀色の髪の人は、メモ用紙らしきものに、何やら書き付け、懐にしまいつつそう言った。



ふーん……そーなんだ。。んで、何でこの人はあたしにこんな話をするんだろう・・?
あたしに何か用でもあるのかな?


「そうなんですか…で、それがあたしとどんな関係があるんですか?」


あたしがそう言うと、銀色の髪の人……改め、コウさんは少し得意げになりながら言った。