キミのバスケを守りたい




「「テンション低っ!」」



「もしかして早瀬はこういうの苦手?」



わたしはすでに泣きそうになりながら「本当に……無理なんです」といっぱいいっぱいの気持ちを伝えた。



相楽くんはわたしの隣を歩きながら「だったら無理しなきゃ良かったのに!」と言う。



そして階段を最上階まで上がって、音楽室、化学室、生物室の前の廊下を歩いた。



音楽室からは猫踏んじゃったの曲が聞こえてきて、周りのみんなは「誰だよ?」と言いながら笑っているけど



わたしの目からは我慢できなかった涙がぽたぽたと溢れてきていた。



そして化学室からは水がいきなり出る音やドアが揺れる音が聞こえた。



もうギブアップと言いたいくらいわたしには限界が来ていた。