キミのバスケを守りたい




わたしも早く体育館に戻らなきゃと思って走り出すと、



少し行ったところでわたしを待ってくれてる望月くんの姿があって、急いで望月くんのところに行った。



「ありがと!」



「……別に。でも実際、中田先輩連れ戻しに行かなきゃ良かったー。



ただでさえ、引退してからバスケが嫌になってサボってた分を取り戻すので大変なのにさ」



なんて、わたしに言ってるけど全然トゲがあるようには聞こえない。



きっと内心は中田先輩が戻ってきてくれて嬉しいんだ。



「サボってた分ってさっき、休憩時間練習してたのもそれで?」



「あぁ、少ない時間でもやらないよりはマシだろ。



今までサボってた分を本気で取り戻すんだったら、



みんなよりも2倍、3倍も努力しないと追いつけないし」



今の言葉を聞いて、望月くんは努力の塊でできてそうだなって思った。



もちろん生まれ持ったバスケの才能もあるんだろうけど……。