バッシュを脱いで、ローファーに履き替えると辺りには望月くんの姿はなくてとりあえず正門の方に向かって走った。
ケンカになってないといいんだけど……。
グラウンドでは太陽がギラギラ照らす中、汗を拭いながら頑張るサッカー部や野球部などの運動部の姿があった。
その中にサッカー部のマネージャーの友達が見えてどんなに暑くても、部員のために一生懸命頑張ってる姿を見て
わたしも絶対に中田先輩を体育館に帰らせなきゃって思った。
それから、走り続けて正門が見えてきたところにスポーツバッグと合宿用の大きいバッグを背負った中田先輩と
そのスポーツバッグの肩紐を掴んで引き止めている望月くんの2人の姿が目に入った。
「中田先輩、戻りましょうよ!
みんなも体育館で待ってますって!」
「そんなの知らねぇよ!
お前が追いかけてきたところで俺は余計にむかつくんだよ!」
2人の前に着くと、中田先輩は断固拒否で家に帰ろうとしていて、
望月くんは必死に中田先輩の気に障らないような言葉を見つけて止めている。


