キミのバスケを守りたい




「中田、それは違う!



俺は合宿を始める前にちゃんと朝言った。



“勝つためのチーム”を作ると。



チャンスはこの合宿を通してみんな平等に与えるつもりだ。



中田は最近望月の存在を意識しすぎて、自分のプレーが全然できてないだけだろ!



それはお前も十分に分かっているはずだ。



そのことを望月をはじめ他の人たちに八つ当たりをするのは筋違いだ。



お前は今のこのメンタルの壁を抜け出せない限り、試合は出さない。



中田のポジションは今後望月にやらせる」



「……もういいです!



こんなヒイキのところでバスケしたって何も楽しくねぇよ!」



中田先輩は相馬先生に向かってそう吐き捨てると、体育館の出口に向かってバッシュに音を立てながら歩いて行った。