キミのバスケを守りたい




「レギュラー目指してけよ!



引退する前に公式戦で一緒にプレーしたいしな!」



「はい!」



坂田先輩の言葉に大きく頷きながら返事をする望月くん。



―ダンッ!



二人の会話を割くようにバッシュで床を思いっきり踏みつける音がした。



その音がした方へみんなが振り向く。



それはすぐに中田先輩がやったことだと分かった。



「何なんですか!3年生の先輩たちも先生も望月が入部してきた途端、



望月!望月!望月!って、そうやって試合に出して、褒めまくって。



俺が望月よりも劣ってるんだったらレギュラーから外せばいいじゃないですか!



俺だって一生懸命プレーしてるんです!



それなのに先輩達は俺のマイナスなところばっかり見つけて



みんなの前でわざと大きな声で指摘して……」