キミのバスケを守りたい




坂田先輩の言葉でみんなはナイッシュ!と言って声を掛けていたのに一気に静まり返った。



「……はい!すみません!」



と中田先輩はみんなの前で指摘されて納得行かなそうな表情を浮かべていたが、口ではちゃんと返事をしていた。



「これは中田だけのことじゃないぞ!俺のことでもある!



試合と実践練習は一緒なんだよ!全然別なんかじゃない!



実践練習でできないことが急に試合でなんかできっこねぇんだよ。



だからそうやって味方を信じて、シュートが入ることを期待するのもいいけど



そのシュートは必ず100%確証はどこにもない。



その確証のないシュートをフォローして得点に繋げるためにリバウンドが大事なんだろ?」



「「はい!」」



坂田先輩の言葉が自分の中で何度も繰り返される。



“実践練習でできないことが急に試合でなんかできっこねぇんだよ。”



一瞬の気の緩みが何かを大きく変えてしまうことだってあるんだ。