罪な恋

王子は気分屋で人の好き嫌いがはっきりとしていた。

割と返答は適当だったりするが
時にはっきりと決断をするところが好きだった。
だが冷静に考えてみる。

“王子“は既婚者。
恋をしたらおしまい。

それだけは頭から離れなかった。
でも会話のない日はどこか寂しく感じてしまい、
休みだとつまんないと感じ、
ご飯に誘われたり、トラックの横乗りしたときは
にやけが止まらないくらい幸せを感じ、
やっぱり居心地がいい、ずっとこの時間が続けばいいのにと
思ってしまう自分がいた。