見かけない顔だ。

その男はずっとこっちを見ている


「あの、なにか?」


私の顔になにかついてる?


まじか!


私は自分の顔をしっしっと手ではらっていると


「フっ」


と笑った。


え、なに?!

不意打ち?!

最近の子は凄いな。


そう思いながらお酒を口に流し込んだ。

すると視界がかすれてきて前がよく見えない。

あ、そうだった。

私お酒に弱いんだったわ

顔がかくかくなってきた


「おい。大丈夫か」


今だれが私に声をかけたのかすら分からない。


私はそのまま眠りについた。