私はひとり歩いていた。

真っ暗な夜。

にぎやかな街をひとり。

すると


「お姉さん可愛いね。今ひとりー?」


と男が数人よってきた。


「私が可愛いとか何言っちゃってんの。
私、暇じゃないから。」


私はまた歩き出した。

そしてあるお店に入った。


「お姉ちゃんいらっしゃい」


「こんばんは」


挨拶をして座った。


「今日はなんにする?」


「いつもので」


「はいよ」


このお店は私の行きつけのお店。

だからおっちゃんもいつものって言うと出してくれる。


いつものって言うのはお酒のことね

あ、未成年の子は飲酒だめだからね!

とか言ってる私も飲んじゃってるけどね


「はい、どうぞ」


「ありがと」


お酒を受け取った。

ふと隣に目をやるとものすごく顔の整った男がいた。