「「ようこそ、ルシフェル大陸へ…」」

後ろからそんな声がして、振り向いたら、
可愛い子がいた。
「…何よ」
冷たい声で返してみるけど、その女の子は
びくともしない。
あたしと同じ、ポニーテールだった。
よく見れば、顔のパーツも似ているような
気がする。
「…?あんた、あたしと似てる?」

「「あははっ!似てるっていうか、あなた
本人でしょ?」」

急にテンションを変えて話すその子に、
あたしはドキッとする(驚いてる意味で)

「「私、あなたをコピーしてるんだもの」」

「コピー…?」

「「そう。コピー。私はあなたのコピー」」

「そんなの…」
人間じゃない。そう言おうとしたけれど、
殺されそうな気がして止めた。

「「あなたには、これから戦ってもらうわ。
私「達」の手下にね」」

「え?私、達?」
いきなり戦えと言われても何が何だか
分からないあたしは、彼女に従うしか方法
がなかった.......。