ドキドキ三角関係

そんなこんなで、私は勝先輩と帰ることに。


部活に行くと輝くんがグラウンドを走ってた。

「綺麗なフォーム。」

「なんであいつばっか見てんの。」
後ろからそんな声がして振り向くと、勝先輩がいた。

「勝先輩には関係ないですー」

「あるよ。」

「へ?」
先輩が変なこと言うから、アホみたいな声が出た。

「あるから。関係。」

「なっなんでですか」

「好きだから。お前のこと」

「…。え?」
目を見たら本気だと思った。

「だから、俺と…「桜先輩!」
先輩が何かいいかけたところで輝くんが私の名前を呼んだ。

振り向こうとしたとき、勝先輩が私の手をつかんで、歩き出した。
輝くんから離すかのように。

「ちょっ、勝先輩!?」

「うるさい、だまってて」
部室まで歩いた。
部室に入ると、後ろには壁。横には手が。
いわゆる、”壁ドン”というやつだ。

「あいつには渡さない」
耳元でささやかれた言葉は、私には甘すぎて顔が赤くなる。

「なに赤くなってんの。」

「先輩がそんなこと言うから…」

先輩はイジワルだ。