「水の、能力者!?」


それを聞いたロンは、思わず大声を出して

しまった。

そんなロンをよそにタインは口を開く。


「そうだ。絶対に」


タインは、自信満々に言いながら話を続け

る。


「レイク・ロイという名前も偽名なのだ」


それを聞いたロンは、なにがなんだかわか

らなかったが、口を開いた。


「…ほんとにそうなのか?いったい、何を根

拠にそんな…」

「根拠もなにもそのブローチゆを見ればわ

かることなのだ」


タインは、椅子に横になっているロイを見

ながら言った。