ノーカウント



「ごめん。電源切ってて、あと寝てた。」


私のことなんかで 汗までかいちゃって。


「別になにも無かったなら 良かったです。」


息もまだ回復してないのに、立ち上がって


そのまま立ち去ろうとする。



「待ってよ!」


ゲーム相手なんかのために ここまでやるなんて相当ゲームに負けたくないんだろうか。



どっちにしろ。


私の負けだ。