でも今の新田くんは

昔よりも危険な薫りがする。


「俺はわりと先輩のことまだ諦めてないですよ。


先輩。俺とゲームしてみませんか?」


「は?何言ってるの?」


彼は私の目を見て離さない。

私も不思議と吸い込まれてしまう。


「身体だけの関係してみませんか?

先輩がそれで俺に何も感じないなら
俺は諦める。どうですか?」


この子の感覚は割と変わっている。