ふと、自分の鞄が目に留まった。 ...もうチョコも私には必要ないんだな... 昨日がんばって作ったのに...。 ...そうだ。上野君なら... 「う、上野君。あのね...もらってほしいものが...」 そういいながら、鞄のチャックを開けると、昨日、初めてつくった私のチョコレートの箱が目に入る。 圭太のために作ったチョコレート...もう用無しならせめて誰かに... そう思ってそのチョコを手に取り、差し出そうとしたその時...