「チョコ、作る。圭太に。」

しっかりリコの目を見ていうことが出来た。

「...よし。よく言った奈々。じゃあ行こっか、買い物!」

明日、ちゃんと伝えるんだ。

圭太に、私の気持ちを。

振られるとか、そんなこと考えてたら何も出来ないままだ。


そうして私はチョコを作った。
自分の素直な思いを全部詰め込むつもりで。