【短編】ひまわり畑の君へ

彼女にそのことを伝えると同時に、オレは先程買ってきた切符を見せる。


それはロシア行きで、片道だけの切符。



「オレは自分の自由を見に行ってくる。世界を回って、自由を見てくる」


彼女はオレの荷物をまとめてくれていた。



まとまった荷物を受け取り、オレは家の外に立つ。



「それじゃあ」


飛行機に間に合うためには、今日中に出なければならない。


「待って」


彼女はオレに駆け寄ると、首元についていた蒼色のネックレスを外し、オレの首元にかけた。