手紙と君の瞳 虹心side
あれからあっという間に7月。
だんだん気温も上がってきて真夏がどーなるか心配だなー……。
そんなことを思う反面!
夏休み何しよーかな?とか
海行きたいな!とか
そんなことを考えながら軽い足取りで学校に着いて下駄箱を開けると……。
「なに……これ...」
その中には死ねや消えろやいろんな言葉がペンで書いてあった。
なんでこんなことになったのかも……。
なんでこんな風にされるのかも……。
私には分からない……。
すると、1つの手紙を見つけた。
そこに書いてあったのは……。
“調子乗ってんじゃねぇよブス”や
“消えろ 男たらし”や
“糸屋くんに近づくな”などなど。
でも最後には……。
“あんたをイジメる by椿”と書いてあった。
「やってることが幼稚すぎ……」
私は呆れて下駄箱のドアを閉めてクラスに行った。
「よぉクズ」
今日1番会いたくない人に朝1番に会う私って相当な運がないらしい。
私は掛けられた声を無視して自分の席に座った。
と言っても、糸屋の隣の席だ。
「おい」
不機嫌そーな糸屋の声。
「なに?」
「なんで無視すんだよ なにがあっ……」
「こーころ!どーしたの?なに?その手紙!」
糸屋の言葉を遮って美花がやってきた。
私は今、そんなテンションについていけない……。
パッと糸屋を見ると、すでに女子と楽しく話していた。
「ちょっとその手紙貸しなさい!」
すると、美花から手に持っていた手紙を取られてしまった。
「あっ……ちょっとそれは!!!」
「なにこれ……」
「ん?なんだ?」
幸暖まで……。
「はぁ?!なんだこれ!お前!大丈夫かよ!」
「わかんない……」
心配かけちゃうな……。
迷惑かけちゃうな……。
ヤダな……。
私が最初から糸屋に近づかなければこんなことにならなかったのに……。
バカだな私……。
自然と目から涙がでてきた。
「虹心1時間目はサボろっか」
「え……でも...」
「たまにはいいだろ!話しならいくらでも聞くぜ!」
「2人とも……」
「ほら!泣く前に移動!」
本当に優しいな……。
もーなんかもー……ごめんね。こんな私で。
感謝してもしきれないよ……。
美花はクラスいた人に“保健室で休むって伝えといて!”と言って場所を移してくれた。
教室を出て行く時糸屋と目が合った。
その瞳は悔しいよーな悲しいよーな瞳だった。
こんなのでドキッとしている私は重症────
あれからあっという間に7月。
だんだん気温も上がってきて真夏がどーなるか心配だなー……。
そんなことを思う反面!
夏休み何しよーかな?とか
海行きたいな!とか
そんなことを考えながら軽い足取りで学校に着いて下駄箱を開けると……。
「なに……これ...」
その中には死ねや消えろやいろんな言葉がペンで書いてあった。
なんでこんなことになったのかも……。
なんでこんな風にされるのかも……。
私には分からない……。
すると、1つの手紙を見つけた。
そこに書いてあったのは……。
“調子乗ってんじゃねぇよブス”や
“消えろ 男たらし”や
“糸屋くんに近づくな”などなど。
でも最後には……。
“あんたをイジメる by椿”と書いてあった。
「やってることが幼稚すぎ……」
私は呆れて下駄箱のドアを閉めてクラスに行った。
「よぉクズ」
今日1番会いたくない人に朝1番に会う私って相当な運がないらしい。
私は掛けられた声を無視して自分の席に座った。
と言っても、糸屋の隣の席だ。
「おい」
不機嫌そーな糸屋の声。
「なに?」
「なんで無視すんだよ なにがあっ……」
「こーころ!どーしたの?なに?その手紙!」
糸屋の言葉を遮って美花がやってきた。
私は今、そんなテンションについていけない……。
パッと糸屋を見ると、すでに女子と楽しく話していた。
「ちょっとその手紙貸しなさい!」
すると、美花から手に持っていた手紙を取られてしまった。
「あっ……ちょっとそれは!!!」
「なにこれ……」
「ん?なんだ?」
幸暖まで……。
「はぁ?!なんだこれ!お前!大丈夫かよ!」
「わかんない……」
心配かけちゃうな……。
迷惑かけちゃうな……。
ヤダな……。
私が最初から糸屋に近づかなければこんなことにならなかったのに……。
バカだな私……。
自然と目から涙がでてきた。
「虹心1時間目はサボろっか」
「え……でも...」
「たまにはいいだろ!話しならいくらでも聞くぜ!」
「2人とも……」
「ほら!泣く前に移動!」
本当に優しいな……。
もーなんかもー……ごめんね。こんな私で。
感謝してもしきれないよ……。
美花はクラスいた人に“保健室で休むって伝えといて!”と言って場所を移してくれた。
教室を出て行く時糸屋と目が合った。
その瞳は悔しいよーな悲しいよーな瞳だった。
こんなのでドキッとしている私は重症────
