喧嘩開始 柊斗side
俺はいつも、上野が学校に来る前に必ず来るよーにしている。
その理由は上野に喧嘩を売るため。
今日はどんな風にイジメてやろーかな?なんて考えていると……
噂の奴がクラスに入ってきた。
やけにルンルンだなアイツ。
よしっ……喧嘩開始だ。
「おは……」
「よくそんなんで学校に来れるよな」
そーそー(笑)
その顔が見たかったんだよ。
ムカついて怒りを隠しきれないその顔。
「あんたさ!朝一発目からなんなの?! 朝からすこぶる機嫌がよかったのに!!台無し!」
へー。
まっ俺はそんなの知るねぇから。
「は?知るかよ帰れクズ」
「は?そんな糸屋が帰れば?」
ははは(笑)おもしれぇなコイツ(笑)
俺が言ったことに対して真剣に返してくる。
今まで居なかった女だ。
すると、俺の周りに居た女子が……。
「上野さん!?柊斗君になんてこと言うの?!」
「そーだぜ?上野さん?誰になんて口を聞いてんの?」
「馴れ馴れしいのよ! 上野さんは!」
「確かにな」
俺は口々に言う女子達に混じってテキトーな相づちをした。
そしてまた、周りの女子達と話し始めた。
「柊斗君!それ!新しいピアス?」
「うん」
「好きな食べ物は?」
「んー...甘い物」
「へー!」
俺は上野の方を振り向き
「ざまぁみろクズ」と言った。
するとやっぱり上野は……。
「口開くな毛糸野郎」
「お前。喧嘩売ってんのか?」
コイツはやっぱり他の女子とは違う。
俺にこんなに言う女子はコイツくらいだろう。
もっともっといろんな表情を見てみたい。
「まぁまぁ(笑)」
「飽きねぇな お前も(笑)」
上野に話しかけたのは山内と相澤だ。
相澤……俺はソイツのことが気に入らない。
「本ッ当に朝から最悪!」
なんだよ。
そんなにムカつくのかよ。
そんなにお前は俺のことが嫌いなのかよ。
そんなに俺はお前に敵視されてんのかよ。
俺はそんな疑問しか残らなかった。
「そー言ってあげなさんな(笑)」
「はぁ!!!もう!!」
「落ち着けよ虹心(笑)」
「黙れ!幸暖!」
「ははは(笑)」
自分の席にドカッと座る上野。
虹心……幸暖……。
名前で呼びあってる2人。
そりゃ幼なじみだから当たり前だよな……。
でもムシャクシャする。
俺の顔を見るなり嫌そーな顔をして“糸屋”と呼ぶ時も、不機嫌な顔している上野。
俺は一生上野から名前を呼ばれねぇだろーな。
「なんだよ……」
自然と口から出た言葉。
「柊斗君?」
「大丈夫?」
「あ?……あぁ」
「ずっと上野さんのこと見てたけど?」
マジかよ……。
俺そんなに見てたのか……。
カッコわりぃ……。
たったあれだけで余裕無くなるなんてよ……。
「おっはよー!柊斗!」
「……なんだよ...悠か」
「なんだよってなんだよ!!!」
俺にハイテンションに話しかけたのは倉田 悠(くらだ ゆう)。
コイツは唯一俺が上野に対する想いを知っている。
「あーまたかー(笑)」
「うるせぇよ」
悠はニヤニヤしならがら俺と上野を交互に見ている。
こーして、俺と上野の喧嘩が開始される。
「……見ておきなさい…」
黒い影がそー言って不敵な笑みを浮かべていることを知らずに...。
俺はいつも、上野が学校に来る前に必ず来るよーにしている。
その理由は上野に喧嘩を売るため。
今日はどんな風にイジメてやろーかな?なんて考えていると……
噂の奴がクラスに入ってきた。
やけにルンルンだなアイツ。
よしっ……喧嘩開始だ。
「おは……」
「よくそんなんで学校に来れるよな」
そーそー(笑)
その顔が見たかったんだよ。
ムカついて怒りを隠しきれないその顔。
「あんたさ!朝一発目からなんなの?! 朝からすこぶる機嫌がよかったのに!!台無し!」
へー。
まっ俺はそんなの知るねぇから。
「は?知るかよ帰れクズ」
「は?そんな糸屋が帰れば?」
ははは(笑)おもしれぇなコイツ(笑)
俺が言ったことに対して真剣に返してくる。
今まで居なかった女だ。
すると、俺の周りに居た女子が……。
「上野さん!?柊斗君になんてこと言うの?!」
「そーだぜ?上野さん?誰になんて口を聞いてんの?」
「馴れ馴れしいのよ! 上野さんは!」
「確かにな」
俺は口々に言う女子達に混じってテキトーな相づちをした。
そしてまた、周りの女子達と話し始めた。
「柊斗君!それ!新しいピアス?」
「うん」
「好きな食べ物は?」
「んー...甘い物」
「へー!」
俺は上野の方を振り向き
「ざまぁみろクズ」と言った。
するとやっぱり上野は……。
「口開くな毛糸野郎」
「お前。喧嘩売ってんのか?」
コイツはやっぱり他の女子とは違う。
俺にこんなに言う女子はコイツくらいだろう。
もっともっといろんな表情を見てみたい。
「まぁまぁ(笑)」
「飽きねぇな お前も(笑)」
上野に話しかけたのは山内と相澤だ。
相澤……俺はソイツのことが気に入らない。
「本ッ当に朝から最悪!」
なんだよ。
そんなにムカつくのかよ。
そんなにお前は俺のことが嫌いなのかよ。
そんなに俺はお前に敵視されてんのかよ。
俺はそんな疑問しか残らなかった。
「そー言ってあげなさんな(笑)」
「はぁ!!!もう!!」
「落ち着けよ虹心(笑)」
「黙れ!幸暖!」
「ははは(笑)」
自分の席にドカッと座る上野。
虹心……幸暖……。
名前で呼びあってる2人。
そりゃ幼なじみだから当たり前だよな……。
でもムシャクシャする。
俺の顔を見るなり嫌そーな顔をして“糸屋”と呼ぶ時も、不機嫌な顔している上野。
俺は一生上野から名前を呼ばれねぇだろーな。
「なんだよ……」
自然と口から出た言葉。
「柊斗君?」
「大丈夫?」
「あ?……あぁ」
「ずっと上野さんのこと見てたけど?」
マジかよ……。
俺そんなに見てたのか……。
カッコわりぃ……。
たったあれだけで余裕無くなるなんてよ……。
「おっはよー!柊斗!」
「……なんだよ...悠か」
「なんだよってなんだよ!!!」
俺にハイテンションに話しかけたのは倉田 悠(くらだ ゆう)。
コイツは唯一俺が上野に対する想いを知っている。
「あーまたかー(笑)」
「うるせぇよ」
悠はニヤニヤしならがら俺と上野を交互に見ている。
こーして、俺と上野の喧嘩が開始される。
「……見ておきなさい…」
黒い影がそー言って不敵な笑みを浮かべていることを知らずに...。
