しばらくして游さんは私をベッドルームに案内してくれた。
「そろそろ休んだ方がいいと思うんだけど、その前に何か食べる?」
「いえ、お腹すいてません」
「そっか、じゃあ着替えだね。ちょっと待って」
游さんはウオークインクローゼットの中の引き出しからパジャマを出してくれる。
「これ着て」
「ありがとうございます」
「僕はリビングにいるから着替えてくれていいよ」
「はい」
游さんが寝室を出て行ってからスーツを脱いでブラを外し素肌にシルクのパジャマを羽織ってみる。思ったより大きかったので上着だけで大丈夫そうだ。
「游さん、これありがとうございました」
私はベッドルームから顔だけ出して、リビングにいる游さんに声を掛ける。
「うん。ああ、ねえ明日は土曜日だけど、仕事?」
「いえ、休みです」
「それならゆっくり寝てられるね。あいにく僕は午前中だけ仕事に出なくちゃいけないんだけど、できるだけ早く帰ってくるから」
「分かりました」
「じゃあ、おやすみ」
「はい。おやすみなさい」
私は游さんの匂いのするベッドにもぐり込んだ。


