僕を好きだという子たちは、みんな家柄や肩書ばかりを見ていた。

それらをすべて失ったら、僕は価値のない人間なのかもしれないと思う程に。

けれど君だけは、違った。

だから僕は、君を好きになったんだよ。



++++第六章