【沖田総司】


勝手に恋仲であることをバラした為

「いちゃつくなよ!」


くれぐれも、隊士らにバレないように
釘をさされ


あんまり会えない…


さみしいなんて、思っているのも
僕だけ


烝は、僕のこと忘れちゃったんだ

僕への気持ちも…



あれ?



僕としたことが…





「土方さん!!」

この人に相談するのは、どうかと思ったけど…

女性の扱いにたけているであろう


「はぁ~今度は、総司かよ!!」

「今度ってなんです?」

「さっきまで、あいつがここで騒いでた
なんか、伊東さんが色々聞いてきて
怖い思いをしたんだとよ
たくっ!なんで、助けにこねぇのかって
知るかっつーんだよ!
知ってりゃ助けるつーの!!」

「失礼しました!」



やっぱり、この人無理!!

まだ烝に未練ありまくりだ




「永倉君!!原田君!!」


こちらも女性の扱いにたけ、一人は既婚者


「おう!総司、どうした?」

「僕…困ってて」

「よし!聞こうじゃねぇか!」

「山崎君と恋仲なんだけど…
まだ、気持ち聞いたことないんですよ!」

「恋仲なのは、間違いねぇのか?」

「はい!…あれ?多分…」

「おいおい」

「や!大丈夫!恋仲です!」

「お前なぁ~」

「で?どうして、恋仲になったんだ?
っつーか、いつ女だって気がついた?」

「ほら!潜入したとき、僕…ヘマして
助けて貰った時に、女子だと知って」



話の途中で顔を上げ、後悔した

だって、二人共面白がってる




「それで?」

「どうした?」



ほら



「やっぱりいいです!!」



ぷんぷんしながら、廊下を行くと


烝の姿が見えた


どうしたんだろう…



近づくと、クルリと振り向いた


「考えごと?」

「そんなとこ…かな」

「あのさ…
僕の事、好き?」

「好きやで?」

「ふふっ 僕も!好き!」



やっぱり、烝に聞くのが一番だね