烝が全く笑わない

口数も減った


僕のことも避けているみたい



藤堂君は、あの日

土方さんに頼んで、話をする機会を作って貰った

幹部全員の前できちんと謝罪した

「ごめんな…
傷つけるようなこと言って…
っ…すみませんでした!!!」


「なんの事ですか?」


「え?…だから、君が闘いに出なくていいねとか言って…」


「本当の事です
こちらこそ… お役に立てませんので
申し訳ありません」



それ以降は、口を閉ざした




どんな気持ちであんなことを言ったの?




僕は、烝が心配で

烝と同じ非番の日



あの家へ向かった




いた…



烝は、縁側にぽつんと座り


静かに涙を流していた