浪士組全体の宴

ワイは、芹沢の隣で酌をすることに


「今日は、大人しいな?」

「芹沢はんこそ、大人しいどすな?」


愛想良く、話をする
なるほど…確かに悪い人やないな

酒さえなければ、大人しいお人や


「どうだ?」

「へぇ いただきます」


時々、微笑むあたり

ホンマにわてを可愛がってくれてはる


「芹沢はん?」


前言撤回!!

急に腰を引き寄せられた


「今日は、最後までそばにいてくれ」


耳元で… さみしそうな声

おもわず芹沢に顔を向けると

チュッ


「誘っておるのか?」


んなわけあるかい!!!

芹沢の耳元で宣戦布告


「次したら、殴りますえ?」

「はっはっはっ!!面白い!!!
土方!!この女、儂にくれ!!」


もう、懐でぎゅうぎゅう抱きしめられて

なんやの…


やっぱり男はんって、力強いわ


「芹沢はん!酔おてんのどすか?
もう、飲まへんの?」


そう言って、顔を上げると

子供か?ってくらい楽しそうに笑っていた

なんや…

ホンマに悪人やったら、よかったのに…