【土方歳三】





駄目だ……



やっぱり、惚れてんな……




久々に口づけをしてしまった……




はっきりと総司がいいと、言われると

俺だって、腹立つんだよ!!バカ!





寝言で、総ちゃん 総ちゃんって

泣きやがるし



なかなか忙しくて書けなかった
近藤さんに文を送る


近藤さんの怪我は、総司の病は
どうなんだろうか


返事は、いらないと書いたが


気になる



最近



人の心配ばかりしている




「土方さん」

「入れ」




永倉に続いて入った来たのは

原田と斎藤だった


「土方さん、山崎の事なんだけど」

「あぁ よく寝たって、元気になったぞ」

「知ってるよ
あいつ、戦になってからじゃ遅いからって
監察方みんなで、武具の確認したり
会議みたいなのして役割分担している」

「良いことじゃねえか」

「俺たちも何かしておくことねえか?」

「そりゃ 自分の隊をまとめとくことだろ?」

「それは、普段から既にしてます」

「なら、いいだろ
監察方は、特殊なんだよ
戦わない代わりに、戦況を最前線まで
見に行く、その情報を生きて伝えに戻る
戦う仲間の為に、武具の確認くらい
したいだろうし、仲間を休めたいんだろ」

「それは、俺たちも同じだよ」

「いいじゃねえか
甘えて、休んでろ!
戦が始まってしまえば
寝る暇もねえぞ!」