数日後



僕は、体調が久しぶりに良くて


「今日は、巡察行っていいですよ
ただし、俺が付き添います!」


吉村君は、烝と同じように
仕事をさせてくれる


「ありがとう」


土方さんの部屋へ


烝がいた



「今日は、巡察に出ていいとの事です」

「わかった 無理するな」


烝は、僕の方を見ることもなく

どちらかといえば、少し顔をそらした

僕がそうさせている



「はい 吉村君が付き添ってくれるので
ご心配なく!」



部屋を出て、巡察までの時間を

廊下で日なたぼっこする


土方さんの部屋から烝が出てきた


僕がいることに気がついて

反対側へ歩いていく




巡察から帰ると、廊下で烝とばったり




目を合わすこともなく

すれ違う





まるで、他人だよね…









僕は、足を止め振り返る


烝は、どんどん歩いていく




こうなるよう仕向けたのは、僕なのに

どうしてこんなに苦しいの?