「山崎」

「はい」

「風呂に… 入るか…」


まさか、副長まで間違ってる?


「何の為に?」

「吉村が誘いに来てよ…」

「駄目って言ったの副長ですよね?」

「ほら、廻りを気にせずゆっくり
話せるかなってな?」

「ここでいいじゃないですか?」

「吉村の言う、裸の付き合いだよ!!」

「お断りします」

「命令」

「適当に使うなや!!!」












ザブーーーーン



またしても、この広い風呂で

永倉と副長に挟まれている

吉村は、大勢で入っているらしく

こんなにゆったり入れて嬉しいと

永倉の隣ではしゃぐ



「山崎!!どうしたんだ!?黙って!
土方さんがいるから緊張してんのか?」


アホ


呆れてるだけや!



「なんか言えよ」

「くだらん命令しくさって……」

「あははっ いいじゃないですか!!」


ええことあるかい!!!


減りはせんけど、恥ずかしいんじゃ!!