永倉と原田の証言で、過去を

また、甦らせた


「コレ、副長のそばにおいとくのは
主君である証です」


「疑ったとかじゃねぇからな……」


「わかってます」


「俺ら、もういいですか?」


吉村が気を利かせてくれた

二人で部屋を出た




「山崎さん…大丈夫ですか?」




「お前に心配とか、されたらあかんな
ふふっ つくづく自分が女であることが
情けないと思てな」



「情けなくないですよ!
だから、貴方を主君に選んだんです!」


「あれ?同情ちゃうんか?」

「違いますよ!!!
山崎さんみたいに、なりたいって!」

「それ、一番あかん奴やわ!」

「へ?なんですか?」

「はははっ」



なんとなく、吉村が女装したとこ
想像して笑った

総ちゃんみたいに可愛くなかった



「何笑ってるんですか!!!」


「あはははっ 堪忍!!! はははっ」




あんまりにも可笑しくて

ケラケラ笑っていると


「うるせぇーーー!!!」



副長に怒られた