「まさか、お前…記憶が戻らないように」


「ええ 感情的になると記憶が蘇るようで
そうなる前に意識を奪っています」


「辛すぎるよな……総司…
俺は……助けてやれるか不安だ」


「僕も出来る限りのお手伝いをします
それと……僕、小菊と恋仲になりました」


「なんで!?」


「よく知りもしないのに断りをするなと
言われました
だから、知って見ようと……
もう、ひとつきになりますけど
なかなか、いい子ですよ」



山崎と総司を引き裂いたのは、俺のような

そんな気がした







「僕、小菊を好きになろうと思います」







総司の気持ちが変わってしまった