すっかり季節が夏らしく

暑い日が続いていた



新選組の宴



久しぶりに見る君菊姿の山崎


「お久しぶりどすな」

「変わりないか?」

「へえ」


痩せた?


「なぁ?」

「へぇ なんどす?」

「戻ってくるか?」

「まだ、なんの情報も得てまへん」

「ないならないで、いいじゃねぇか」

「すんまへん お役に立てまへなんで」

「ばぁか 何もねぇ方がいいじゃねぇか」

「そやね ふふっ」


まだ、辛いんだろう


「山崎君 体調はどうだい?」

「へえ 至って元気どす!」

「夏風邪が流行っているそうだ
風邪といえば、山崎君だからね」

「ふふっ ややわ!
しょっちゅう風邪ひいてるみたいや!」

「ひいてんじゃねぇか!」

「今年は、まだひいてへんもん!」

「山崎君…何もなさそうだし
そろそろ帰っておいで!」

「もう少し……
ここにおってええどすか?」


そう言ったのは


総司の隣にずっと小菊がひっついて

総司も仲良く話をしてたからだろう


「いいときに戻ってこい」


「へえ」