「戻りました」

「降りてこい」


シュタッ


命令だから、医者へ

診断書を持って、副長の部屋に降りる


なんで、皆おんねん…



「見せろ」

「コソッと見て下さい」


副長が紙をコソッと広げ見る


「は?」


と間抜けな声を出してワイを見る


「せやから、言ったやろ!!!
変な命令すんなや!!!もうええか!?」

「クククッ いいぞ」



恥ずかしい




月のもの…




やなんて診断書




わざわざ貰って来るんが



どんだけ恥ずかしいか!!!





「/////失礼します」





顔がめっちゃ熱い!!!


屋根上に上がり火照った顔を冷やす

早く帰りたい一心で、この冬は風邪もひかず乗り越えた


せやけど…

今、総ちゃんを失って

どうしてらええのか

どうしたら乗り越えられるのか


さっぱりや…



心労のせいで、月の症状がつらいんやと

自分でもわかってる



せやけど…


総ちゃんは、小菊をふることはできん


なら、いっそ恋仲になったらええねん







「山崎 明日、非番をやる」


気をつかわれている


「副長…ほな、ついてきてくれへん」


一人では、嫌や





翌日




「山崎と出掛けてくる
夕餉までには帰る」



副長と桜をみるために祇園まで
足を運ぶ


「わぁ~綺麗やなぁ」



総ちゃんと来たかった…

総ちゃんと見たかった…



両頬を副長に拭われる




「俺のとこに来い」