一緒に帰った?アイツと? 「それだけは、ごめんだ」 「とぼけんな。お前と真尋くんが一緒に帰ってたの見たって言う奴がいるんだからな」 どうやら口に出てたらしく、黒髪の女の子の堪忍袋の緒が切れたらしい。 いきなりそんな言葉と共に強く壁に押し付けてきた。 端からみたら壁ドンされているみたいだけど、実際そんな可愛いものではない。 ただただ痛いだけだ。 痛さに顔を歪めるあたしを見て満足そうに笑う女集団たちに、あたしも心なしかイラッとする。