世界を敵にまわしても

「それより、リカってまだ高塚君のことで騒いでたの?
止めときなよ。
あれはリカには無理だよ。
私も応援できないな」



レイちゃんまでもが賛成してくれない。




「いいもん。
2人には頼まないから!
私1人で行くから。
それで、絶対友達になってみせる!」




私はすっかりむくれてしまった。




「ちょっと意外。
リカって積極的な所あるんだね」




「なんかさ、高塚君が絡むと人格変わるよね」



顔を見合わせる2人。