世界を敵にまわしても

するとその時、LINE受信を知らせるバイブ音がなり、慌てて鞄の中を探る。


エミを待たせていたことを思い出した。


「もうこんな時間!
ごめん!
友達待たせてるから、先行くね。
二人とも、来週からも授業とかある?」



「うん!
八月中は毎日くるよ。
また会えるね!」




「リカを見かけたら、大声で声かけるよ!」



サオリとミクが手を振る。



「ありがとう!
私も、ミクとサオリ見かけたら声かけるね!
これからよろしくね!」




「またねー!」



手を振りながら、エミの元へ走った。