唯一の救いはエミが一緒に受講するってこと。



子供か!



と言われそうだけど、極力エミにくっついて行動して1人にならないように気を付けよう。




そうすれば、夏期講習期間の7週間くらいすぐに過ぎるだろう。




そうやって時の流れに身を任せているうちに、高塚君のことは忘れていけるはず。




勉強に集中しているうちに、彼のことを考えなくなれたらいいのに。




こればっかりは自分次第なのだけど。



こうして、夏期講習と私達の夏が始まった。