世界を敵にまわしても

そんな私を見かねた吉田君が口を開いた。



「佐々木さんはよくやったよ!
あの高塚に立ち向かえた女の子なんて入学してから初めて見たよ」




続いてみんなも口々に声を上げた。




「そうだよ!リカは勇気あるよ!」




「高塚に見る目がなかっただけなんだから落ち込む 必要なし!」



「男なんかいくらでもいるんだから、さっさと次い けー!」