世界を敵にまわしても

今すぐ泣きだしたいけど、ここは毅然としていなきゃ。



ふられて惨めな姿はさらしたくない。




無駄なのに、私はまだかっこつけたがっている。



高塚君にみっともない姿を見せたくない。



高塚君の前でだけは、明るい子でいたいと思ってしまっている。



「そっか!真面目に話してくれてありがとね。
じゃあ、お互い受験頑張ろうね!」



これなら気づかれないよね。



私の中に渦巻く、嫉妬や羨望や卑屈な感情。




精一杯の笑顔を作り、高塚君の反応を見ずに走ってその場を去った。