世界を敵にまわしても

高塚君は至って冷静だ。



「それは、あまり人と関わりたくないってこと?」



声が震えそうになる。



これじゃあ動揺を悟られてしまう。



「うん、そうだね。
今年は今いる友達とだけ関わっていたいと思っている。
それに、俺たちが今ここで友達になったって意味ないと思う。
卒 業まで十ヶ月もないし、クラスだって違うし、接点無いじゃん。
せっかく時間を割くなら、本当に仲のいい友達と過ごしたいんだ」