愛しの姫

(まさか、レオン様がこんなことを仰るなんて・・・あの優しい笑顔といい、本当は優しい方なのかしら?)

「どうした?ここにあるものは嫌いか?」

「いえ・・・好きです・・・」

「そうか、では、早く食べろ」

「はい・・・」

そして、ライラは1口、口に食事をいれた

(まぁ、なんて美味しいのかしら!
私の国では食べたことのない味だが、とても美味しいわ!これは、何なのかしら?)

「どうした?」

「あっ・・・」

「気に入らなかったか?」

「いいえ・・・食べたことのない味だったので・・・」