いつも冷たいりょうくんだけど、


優しい時は優しかった。


例えば帰り道。


あたしを絶対車道側に来させなかった。


それはりょうくんの優しさ。


それに気づく度あたしはニヤニヤが止まらない。


りょうくんと手繋ぎたいなー


なんて思ってりょうくんのポケットに入った手を見つめる。


「」