たった今から、麗香ちゃんは俺の彼女かぁ〜!! 実感ないっすよ… 恥ずかしがって、なかなか目を合わせてくれない彼女。 『ねぇ、初デートはどこに行きたい?』 「は!?」 『はーつーデートー』 「ちょ、え…」 ちょっと意地悪して、麗香ちゃんの耳元で言ってみた。 すると身体をビクッとさせて、すぐに耳が真っ赤になった。 …やばい。 萌える…。 「…映画」 『はは、りょーかい!』 やばい…抱きしめてしまいそうだ。 そんなことしたら蹴飛ばされて、即別れを告げられそうだ。