生きる意味を探し求めて…

「シュッ…」
手首にカッターをあて、切りつけた。
切りつけると鈍い音と同時に大量の血が出てきた。

それを見て少女は笑う。

「もっと…もっと…もっとだ…あたしの怒りはこんなものじゃ収まらない。もっと血を流さないと満足出来ない。」

少女の名前は黒川ゆあ。
現役高校生ってところ。
あと一年もすれば卒業。
でも今はそんなことはどうだっていい。
だって学校が大嫌いだから。