私の心は君だけにささげる

と、そこに…

「はじめまして。」

目の前に…私の求めてた王子様が2人ー!?

「はっ…はじめまひて!」

あんまりいそいで言ったのがいけなかったのか、はじめましてがはじめまひてになってしまった。

はわわ…ごめんなさい!ごめんなさーい!

私は走り出した。

その王子様から逃げるように。


「あの子…変わってる」

「奏多…俺があいつをもらう。」

「謙信、俺ももらう。」


王子様たちが私のことを気にしてるとも知らずに…。