ひとつだけ印のついたメールがあった
『祐へ
私と付き合ってくれてありがとう
ほんとうに幸せでした
本音を言うとまだ好きです
会いたいなぁ寂しいなぁって
何度も思いました
何度も泣きました
私が寂しがり屋なのバレてた??
なら会いに来てよ
なんて思ってません
全部自分勝手にした事なので祐は悪くない
お兄ちゃんの所に行くとかいっといて
ほんとうは自分が嫌だっただけなの
家庭環境が悪いのは私のせいだし
自己嫌悪がすごいの
毎日夜になると無性に寂しくなって
いつも祐に電話した
すごく助かった
別れるのを選んだのは
前に言った事もそうだしお兄ちゃんと
付き合ってた自分が急に汚く見えた
私に祐はもったいないって思っちゃった
1回不満や不安を覚えたらもう無理だと
思っただから別れたの
でも電話する時も話しかけるのも
すごく辛くて
最後のデートって言ったのに
来てくれてありがとう
手繋いだりキスしたり
幸せすぎました
その時からもう考え始めてた
でもどこかで祐といたいって思ってたから
祐に会ってから決める事にした
会ってねやっぱり祐がいいって思った
でも罪悪感は消えない
自己嫌悪も消えない
耐えられなかった
ごめんね??
最後まで祐には悪い事したなぁ
祐...ごめん
ほんとにごめん
大好きなの
ありがとう
大好きです
この世にいなくても気持ちがあれば
伝わるんだよね
伝えにきて??
私は待ってるよ
ばいばい...祐
凛より』
俺は泣いた
涙が止まらなかった

