凛side





祐と別れた







自ら別れを選び別れを告げた










祐の事は大好きだった








祐の優しさが辛く感じる日が増えて






私は祐の優しさに応えられない事に気づいた










クラス委員で久しぶりに話をして







友達としてと言われて





嬉しい反面寂しくもあった








自分勝手な感情しか出てこない







戻りたい 会いたい




何度も思った








電話をするたび思い出して






気づかれないように涙を流し







祐がいない毎日はつまらなかった









今更なにもできない自分が嫌い







祐に甘えて先生の事を簡単に消して






このまま無かった事にしようとしている自分が







憎い 嫌い








だから別れるしかなかった








なにが正しくてなにが間違いなのか







わかることはない










高校2年の春









別れた後悔と悲しさに襲われ









自己嫌悪ばかりの日々










君への愛を感じ愛を求め










私の中の君への存在の大きさを知った










ごめんなさいの心の叫びが









君に届く事はないだろう










今日も叫ぶ







ごめんなさいの中に込められた









"戻りたい"の気持ちを