「めんどくせぇ…ベッドの下でいいや」


調度良く昔買った靴の箱があったので、その中に乱雑に投げ入れると、その勢いでベッドの下に放り込む。
がこんと鈍い音をして、それなりに値の張るプレゼント達は光の届かない場所に葬られた。


「じゃあ、何あげてたら喜んだんだよ…」


誰に問うでもない、完璧なる独り言。
女ってのは難しい、口から出そうになる言葉を飲み込んだ。