となり~気づけばいつもキミがいた~

「あ!さやは、わたしより、きっと遊斗とのが一緒になりたいよね♡」

「は、黙って笑」

「照れんなって♡」

「きよか、まじ黙れ笑」

遊斗っていうのは、坂崎遊斗の事
彼は、ハンド部の時一番仲が良かった男子のプレイヤーなんだ
優しくて、試合の時とか、確かにかっこいいけど、なんか、ナヨナヨしてるんだよね笑腹立つ時があるんだよ笑
清伽は、「遊斗、さやの事好きなんだよ!」とか言ってくるけど、私はそんな事信じてない笑
あいつの、予想だしね笑

「きよかのがなりたいんじゃな~い?笑」

「ごめん、私彼氏いるから♡」

「はい、黙れ」

清伽には、一個上の先輩の彼氏さんがいる
前少しゴタゴタしてたけど今は、また復活したっぽいんだ
仲が良いから、このままずっと続いてほしいなーって思う

「はーい、席つけー今からクラス表配るぞー」

私たちの学校では、個人個人にクラス表を配られて、それぞれのクラスに行く 
という設定になっている

「うわー緊張する!」 

「見たくないけど見たい笑」

そして、とうとう私の所にもクラス表が来た
見ようとした瞬間に、あのうるさい奴が来た

「は、なにこれ、無理、まじ無理、別れたんだけど」

無理、無理と、連呼しながら私の周りをクルクル回っている

「大丈夫だよー笑私もどうせ、クラスに友達いないから、きよかのとこ行くよ笑」

「は、ふざけんな、おい、夏希おるやん」

「え!?夏希いるの!?やばい!めちゃ嬉しい♡」
と、ルンルンに浮かれてたから、
「は、ふざけんな、おい、今度お菓子に毒入れてやる」 
とかなんとか言ってきよかは、自分の席に行ってしまった